レキオスコラム 2021年7月号

梅雨の時期から暑い夏そして台風シーズンへ向かうこの頃ですが、アパート建物にとって厳しい季節となります。

台風の場合は風の影響で雨による吹き込みによる被害が多く報告されています。

沖縄県は鉄筋コンクリート造の建物が殆どなので、風には強く特に大きな被害は出にくいのですが、台風は雨風を伴います。横風により通常予想される角度と違う真横から雨が吹き込むと水が室内へ浸入し入居者へ被害が出ることがあります。

アルミサッシなどの雨の侵入に対しては、事前対策として新聞紙やガムテープなどで防ぐことはできます。しかし、建物本体の老朽化によるクラック(コンクリートひび割れ)は早期発見が難しく内部の鉄筋が腐食して爆裂(コンクリート内部鉄筋錆膨張によるコンクリート剥離)を起こしてから気づくことが通常です。台風時や大雨時の水漏れが発生し不動産管理会社から報告が来た場合は、出来るだけの可能性を探り今後の対策をしておくことが建物の寿命を延ばすことにも繋がります。
例えば1室で老朽化による雨漏りが発生した場合、建物全体を診断し根本的解決のきっかけだとオーナーは認識することで長期的経営思考として利益になります。次回に具体的事例対策をご紹介したいと思います。

老朽化修繕は個別修繕対応にこだわらず根本的解決のチャンスです。
情報を知り、一歩先に手を打つと賃貸経営の流れは変わります。

2021年7月1日
カセイ有限会社 宮城裕