レキオスコラム 2021年8月号

例年より長い梅雨が明けました。しかし不安定な気象状況は年々被害を増し、沖縄はこれから台風シーズンを迎えます。

そこで、前回の続きとなる具体的な雨漏り修繕の考え方のお話をしたいと思います。
大家さんにとって建物老朽化で一番怖いのは雨漏れです。水がどこから侵入したのか?プロの防水会社でも決定的原因を突き止めることは中々困難です。可能性のある侵入経路予想検証していき水路を辿ることになります。過去の雨漏り履歴等が参考となりますので管理会社へ履歴を問い合わせて下さい。

築年数30年以上の建物は建物全体の防水塗装工事が必要となることが予想されます。建物の規模にもよりますが、数百万円の費用が掛かる場合もあります。建物をこれから何年維持するのか、例えば数年以内に建替えを検討中であれば、どの程度修繕費用を掛けるのか、費用対効果が望めない場合は、漏水部屋の閉鎖(貸出禁止)も要検討です。賃貸中の部屋に関しては最低限の生活環境維持の為の修繕は家主の義務とされており安易に入居させると賃貸経営を圧迫する危険性があります。

家賃収入から今後の入居率・修繕費予想額を計算して、普通借家契約であれば明渡し費用まで見積もらなければいけません。現在の建物や入居率・修繕費等を一番把握しているのは管理会社ですので管理会社へ賃貸経営の総合的相談をお勧めします。

現在の資産を最大に活かす方法をじっくりと考えてみましょう。
己を知り、一歩先に手を打つと賃貸経営の流れは変わります。

2021年8月1日
カセイ有限会社 宮城裕